赤城山流鏑馬！！

2009年10月12日

群馬県・赤城神社の秋祭り奉納流鏑馬に参加させてもらった。
赤城といえば・・・国定忠治の「赤城山も今宵かぎり・・・」の赤城山にある。
赤城山は標高１８２８m,
前日の昼の気温、なんと6℃、当日朝は氷点下、車のフロントガラスが
凍るという寒さ！！ちょっとびっくり。かなりナメてた。寒すぎるぅ！！


朱塗りの神社に大沼の湖面が見事にきれい！！
しかも前日の強風とはうって変わり、風ひとつない秋晴れの朝となった。

さてそんな中での今日のイベントは、
10:00 赤城神社秋祭り祭典
11:00 郷土芸能　赤城太鼓・八木節・安来節
12:00 武者行列
12:30 居合い抜刀術
14:00 戸山流流鏑馬
16:00 森重流砲術
17:00 終了


流鏑馬は戸山流弓馬部が主体で射手は１０人、５頭の馬に２組に分かれて出場。
馬は、綾瀬乗馬クラブから義経と剣宝、
木曽馬牧場から吉平、恵比寿丸、力丸。
私は、山梨県・紅葉台の木曽馬牧場の「恵比寿丸」に騎乗。
えびちゃんには、先月、三木で騎乗経験があったので安心。
知らない馬での流鏑馬は、ホント緊張するので良かった。

赤城神社の走路は、直線ではない。
スタートでいきなり右へのカーブ、ゆるやかに左右にうねる走路で
最終右へのうねり・・・
さらにスタートから１的目の距離が短く、さらに１的から２的目も
４０数メートル、２的から馬止めまでも距離がない。
さらにさらに、走路の左手はすぐ湖、湖面の光が馬にどう影響するか、
と湖面からの風・・・
ここ赤城神社が、もっとも難しい流鏑馬の走路と言う人もいたが、
まったくそのとおりだと思った。

↑スタートからの眺め

↑ゴールからの走路

↑馬止まり

さてえびちゃんで本番前の調整・練習。
走路に出て、合図すると、いつものえびちゃんではなく
本番がわかるのか、やる気満々！！
最初のスタートダッシュのいきなりのカーブで
私は少しバランスを崩しながらも、なんとか放射、が的外れ、
２的目に挑むも、矢番えが間に合わず、あわわと思った瞬間
手綱に手が届かない！すぐまえは行き止まり恵比寿丸を停止させられず
行き止まりで、走ったまま９０度左回転で落馬っ！！
　
用意してくれていた手綱が極端に短かかったのと
使ったことない鞍下パットのせいか腹帯を締めても
鞍がゆれる、ずれる。和鞍にはどうも合わないようだ。
（騎手がきっちりバランスよく乗れれば問題ないのだが・・・）
さらにむずかしいうねりの走路。

本番までに、手綱を長くしてもらい、鞍下パットも外して、準備完了。
しかし、本番では、装束を纏い、刀もつけての騎乗になる。
どうなるかと本番が思いやられ、凹んだ気持ちが残る中で本番を迎える。

↑本日の相棒・恵比寿丸と

↑関西から参加の３人組
　みんなこの日のために直垂を新調したぞ！！

本番では、２走おこない、上位５人が決勝に挑む。
私は、一組二番手で出場。
素馳（すばせ）はまずまずで、すこし気持ちが回復できた。

さて本番、第１走目。
スタート地点を少し遅めにとってみた（競技会ではないので多少の融通OK）。
だがそれは、一的までの距離がさらに短くなることになる。
こんなスタートと同時に、恵比寿丸はボロ・・で襲歩が出ず速歩～スタートに
速度が安定しないままの発進で的は当たらず、あせる気持ちで２的目もはずし０点。
第２走目のスタートは、まずまずだったもののわずかに的をはずし、
２的目は弓の弦が切れ・・・・・
自分の未熟さに不運が重なり、散々たる結果となった。

初めて直垂、烏帽子、行縢（むかばき）、射沓（いぐつ）に太刀をつけての騎射、
いつもの胴着＆地下足袋と違い、馬に乗るのも、降りるのもむずかしかった。
袖さばきもぎこちない・・・今後の課題満積で・・・思いやられる。
でも勉強になったしいい経験ができた。

赤木神社　http://www.akagizinzya.com/
戸山流流鏑馬　http://www.toukenhataya.jp/shop/shopkp/yabusame.html

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