SSブログ

津和野・鷲原八幡宮奉納流鏑馬 [流鏑馬修行]

2009年11月8日(日)

島根県津和野に日本最古で現存する唯一の流鏑馬馬場がある。
鷲原八幡宮(わしばらはちまんぐう)。
そんな古式ゆかしき馬場での流鏑馬♪
写真では見ていたが、実際馬場を見てみると感動した。
素晴らしい馬場。
こんなところで流鏑馬ができるなんて本当に光栄だ。
鷲原_鳥居.JPG
鷲原八幡宮.JPG
鷲原_鳥居本殿から.JPG
鷲原表.JPG
↑鷲原八幡宮


さて当日の式次第
馬披露目(うまひろめ)
競馬(くらべうま)
神事
天長地久(てんちょうちきゅう)
馬上舞(ばじょうまい)
奉射流鏑馬(ほうしゃやぶさめ)
奉納流鏑馬(ほうのうやぶさめ)

馬場の長さは250メートル程もあり、3的を裕に設置できるようになっている。
今回は、2的にし、スタートから一の的まで約30メートル、
一の的から二の的まで50メートル、二の的から馬止めまで約35メートルの
設置となった。
鷲原_馬場1.JPG
鷲原_馬場2.JPG
↑馬場

馬は、山梨県の「紅葉台木曽馬牧場」から流鏑馬のエキスパート
4頭がはるばるやってきてくれた。
小鹿毛(こかげ)、紅鹿毛(べにかげ)、吉丸(よしまる)、恵比寿丸(えびすまる)。
私の今日の相棒は、小鹿毛だ♪♪ 嬉!
鷲原_小鹿毛と1.JPG

八幡宮様に今日の無事を祈念する
代表射手として本殿に参内させていただいた。感激っ!
私は、競馬と馬上舞と奉納流鏑馬に参加。
今回の衣装は、馬上舞をする関係もあり「水干」をお借りした。
馬上舞の時には天冠(てんかん)を流鏑馬時は烏帽子を装着。
鷲原_水干の私.JPG
↑水干も結構似合ってる(?)

競馬・・・初の競馬、平素は乗馬クラブで競馬上がりの
サラブレッドに乗っているので横に並んで走る怖さを知ってるだけに
どうなることかと緊張したが、馬は結構平静でエキサイトしすぎることなく
平常心で駈けてくれた。良かった良かった♪

馬上舞・・・八幡宮の鳥居の前で粗相があってはと
こちらも緊張、しかも想定していた馬場が思ったより狭かったのと
前日に仕様変更があり心配もあったが、こちらも「良かったよ~」と
お褒め(?)をもらい安堵。
鷲原_馬上舞リハ.JPG
↑前日の馬上舞のリハーサル、本番の写真はまだないのだ。

鷲原_前日下乗り.JPG
↑前日の馬の調整

さて、本番の流鏑馬。
前日の試乗りでは、横にいたカメラマンに驚き
途中から急加速した相棒・小鹿毛。
本番は、人も多くカメラマンだらけだし子供も多く
馬の様子も心配したが、さすがベテラン小鹿毛。
安心の走行。
安心の走行なのに、二の的を外してしまったっ!!
今回の馬場は距離があり、矢番え(やつがえ)が早くでき、
少し余裕があり的がきたところで、待ちきれず早く放ってしまい失敗。
一番、気をつけなきゃいけない凡ミス。
さらに、二の的の手前で微妙にバランスが崩れた気がした。
自分の安定の悪さにがっくり(>_<)
もっと修行せねば!!
しかしながら、全員がいい走行で怪我も無く
無事終えられたこと、さらに地元の方々に喜んでもらえたこと、
これが一番だ。良かった良かった!
鷲原_親方と.JPG
鷲原_女性射手.JPG

当日は、現地の流鏑馬保存会の皆さん、町のみなさん、
神社の皆さんに大変お世話になった。
ありがとうございます。
初めての催しで警備も不十分だったのであまりお知らせしないように
していたが、たくさんの方々が見物に来られ、的に矢が当たると
拍手を頂いた。

本当にいい経験ができて嬉しい限りの津和野となった。

津和野観光協会・鷲原八幡宮
http://www.tsuwano.ne.jp/kanko/modules/xfsection/article.php?articleid=55


(参考/八幡宮の入口の看板記載を転記)

島根県指定文化財
「鷲原八幡宮流鏑馬馬場」

この流鏑馬馬場は。永禄十一年(一五六六)、吉見氏により
鶴ヶ丘八幡宮が勧請された際に、その馬場に倣ったものと
いわれている。
馬場は、参道に対して直角に交わり、南北の長さは百三十八間
(約二五一m)、中央部の幅十五間(約二七・三m)の
長方形となっている。東部外側一帯緩斜面となっており
ここに藩主をはじめ藩士が臨席した。
南西北の三方には、高さ数尺の堤で囲まれており、さらに
長方形内に南北に走る一条の中提があり、長円形状の舗道を
形作っている。
中提には、東に面して設けられた三ヶ所の的場がある。
的場は舗道より一尺五寸(約〇.四五m)余りの高さがあり
それぞれ底辺二十尺(六m)から四十尺(十二.一m)の
幅で弧線を描き、窪形に作られ、背面は提より四尺(一.二m)
程の高さがある。
この流鏑馬馬場は、鶴ヶ丘八幡宮の馬場に倣ったものと伝え
ながら、地形の制約を受けて八幡宮に対し横馬場となっている
のが特徴である。また、現在みる史跡は、県道開設の折、西側
提が若干切り崩されてはいるものの、その他は当時の遺構を
そのまま残している、日本でも唯一のものである。
例年、四月の第二日曜日には、この馬場において流鏑馬神事
(津和野町指定無形民俗文化財)が行われる。

島根県教育委員会
津和野町教育委員会


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。